2010年7月11日日曜日

高等学校とは

高校で、中学と大きく違うのは、全日制、定時制、通信制という課程があることです。定時制とは学校教育法の4条で「夜間その他特別の時間又は時期において授業を行う課程」とされ、通信制は「通信による教育を行う課程」と定義されています。

かつて、定時制は夜間に行われていましたが、今は、多部制といって、昼間や夕方に全日制より短い時間割で行うケースもあります。また、通信制は通信教育ですが、面接指導(スクーリング)として、一定時間の教員による直接指導が必須となっています。いずれも、いまは3年で卒業できます。

また、中学と違って単位制という方法が認められています。単位制に対する言葉は、学年制です。学年制は、1年分の学習を全部終えると、進学が認められるのに対して、単位制は、卒業に必要な単位(現在は74単位)を3年以上かけて取得すれば卒業できる仕組みです。

さらに、専門学科というのがあります。普通科に対して、農業科や商業科と言った学科で、14例が明示されていますが、その他も認められています。

全日制と定時制の設置基準は、校舎においては定員120名以下は1200平米、121~480は1200+6×(収容定員―120)、481~は3360+4×(収容定員―480)、運動場は定員に関わらず8400平米以上ですが、体育館などで代替が可能となっています。教員は概ね1クラスに一人となっています。

通信制は、校舎は定員に関係なく1200平米以上で、運動場は特に必要ありません。教員は5名以上となっています。

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