2010年7月25日日曜日

高等専門学校とは

略称を高専と言うことが多い高等専門学校ですが、高等専修学校や専門学校とは、まったく違う学校になります。また、全64校中、私立が3校しかないため高専は国公立しかないと思っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、高専は高校と短大を合わせたような5年制(商船学科は5年半)の学校です。そのため、先生も大学・短大のように教授、准教授のように呼びます(ただし、トップは学長ではなく校長)。卒業すれば、短大卒業と同様に準学士となり、大学編入資格があります。また、3年を終えた段階で大学の受験資格もあります。もちろん、学校法人でも設置基準をクリアすれば作ることはできます。専門と名前が付いている通り、専門的な職業教育が目的となります。

その設置基準は、やはり高校と短大をミックスしたような内容になっていて、1クラス編成(つまり5学級)の場合、校舎は1653平米以上で校地は一人10平米、教員は一般科目担当として最低10名で、加えて専門科目担当の教員が必要となります。運動場も必要ですので、都会での新設のハードルは高いと言えます。モノづくり日本を支える学校ですので、地方で寮を設置して、じっくり5年かけて技術を伝えるような形態が考えられるかも知れません。

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