2011年11月23日水曜日

教職員組織(幼稚園学則)

(教職員組織)
第13条 本園に次の教職員を置く。
園長    1人
教頭    ◯人
教諭    学級数を下らない数
園医    ◯人
園歯科医  1人
園薬剤師  1人
事務職員  ◯人以上
技術職員  ◯人以上
2 園長は,園務をつかさどり,所属職員を監督する。
3 教頭は,園長を助け,園務を整理し,及び必要に応じ幼児の保育をつかさどる。
4 教諭は,幼児の保育をつかさどる。


学校教育法の27条で園長、教頭と教諭は必ず必要となっています。それ以外の副園長、主幹教諭、指導教諭、養護教諭、栄養教諭、事務職員、養護助教諭その他必要な職員は必要に応じて配置すれば良いことになっています。
また、それぞれの役割も下記のように明記されています。

園長は、園務をつかさどり、所属職員を監督する。
・副園長は、園長を助け、命を受けて園務をつかさどる。
教頭は、園長を助け、園務を整理し、及び必要に応じ幼児の保育をつかさどる。
主幹教諭は、園長(副園長を置く幼稚園にあつては、園長及び副園長)及び教頭を助け、命を受けて園務の一部を整理し、並びに幼児の保育をつかさどる。
指導教諭は、幼児の保育をつかさどり、並びに教諭その他の職員に対して、保育の改善及び充実のために必要な指導及び助言を行う。
・教諭は、幼児の保育をつかさどる。

つまり、この学則例の条文は学校教育法そのままということになります。

なお、教諭の数は、幼稚園設置基準で次にようになっています。

・幼稚園には、園長のほか、各学級ごとに少なくとも専任の主幹教諭、指導教諭又は教諭(次項において「教諭等」という。)を一人置かなければならない。

 つまり、園長+クラスの数が最低限の人員ということになります。

2011年11月20日日曜日

収容定員(幼稚園学則)

  (収容定員) 
第12条 本園の園児の収容定員は◯◯人とする。




定員は、入学定員と収容定員という考え方がありますが、学校教育法では収容定員という考え方に立っています。 

2011年11月10日木曜日

保育内容(幼稚園学則)

(保育内容)
第11条 保育内容は,幼稚園教育要領に示された5領域(健康,人間関係,環境,言葉及び表現)のねらいが達成されるように総合的に指導する。


学校教育法の第23条には以下のように規定されています。

第二十三条  幼稚園における教育は、前条に規定する目的を実現するため、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。
 健康、安全で幸福な生活のために必要な基本的な習慣を養い、身体諸機能の調和的発達を図ること。
 集団生活を通じて、喜んでこれに参加する態度を養うとともに家族や身近な人への信頼感を深め、自主、自律及び協同の精神並びに規範意識の芽生えを養うこと。
 身近な社会生活、生命及び自然に対する興味を養い、それらに対する正しい理解と態度及び思考力の芽生えを養うこと。
 日常の会話や、絵本、童話等に親しむことを通じて、言葉の使い方を正しく導くとともに、相手の話を理解しようとする態度を養うこと。
 音楽、身体による表現、造形等に親しむことを通じて、豊かな感性と表現力の芽生えを養うこと。
 
この規定を受けて、幼稚園教育要領に「ならい及び内容」として、この5領域(健康,人間関係,環境,言葉及び表現)について詳しく書かれています。詳細はこちら
 
このため、すべての幼稚園はこの5領域について指導する必要がありますので、この条文は当然の内容ということになります。

2011年11月4日金曜日

教育課程(幼稚園学則)

(教育課程)
第10条 教育課程は幼稚園教育要領の基準により,園長が定める。


幼稚園教育要項とはいわゆる学習指導要領のことで、文部科学省のホームページで公開されいます。この幼稚園教育要項は学校教育法の25条の「幼稚園の教育課程その他の保育内容に関する事項・・・文部科学大臣が定める。」に基づいて文部科学大臣が定めたものですので、法律に準ずる効力を持ちます。そのため、幼稚園においては、この教育要項の範囲内で教育を行うことになります。この教育要項に反しない範囲で、独自の教育を行うことは問題ありませんので、それを園長が定めることになります。